2019年2月9日土曜日

明日への環境、FSC、MRSA、VRE

Yamaotoko
明日への環境、FSC、MRSA、VRE
悪玉菌は高タンパク、高脂肪の食事の取りすぎ、不規則な生活でストレスが多いと増殖致します。
     人間は自分だけで活きてるわけでは有りません。身体の中には沢山の細菌が常在しています。
     その中で最も多く居るのが腸だそうです。種類は400種以上、100兆個以上とされ、人体を
     構成する約60兆個の細胞の数を上回るそうです。大便の重量の一割は腸内細菌の死骸と言われ
     る。杏林大学医学部、神谷教授によると、腸内には様々な細菌が存在し、これらの多くは食事の
     残りカスを分解したり腸内環境を整えてくれます。腸内細菌の約8割は悪さをしない善玉菌で、
     残りが悪玉菌だそうです。大腸菌、ウエルシュ菌などはタンパク質を分解して発ガン物質を放出
     するとされる。しかし、他の腸内細菌がこの発ガン物質を分解・無毒化するので、人体への悪影
     響はほとんど無いそうです。大腸菌を含むこれらの悪玉菌も ①人間に必要なビタミンB等をつ
     くる ②腸に集まる免疫細胞を刺激して、細菌などの侵入を防ぐ免疫機能を高める ③潰瘍性大
     腸炎治療薬の効果を高めるなどの良い働きをする事が分かって来たそうです。普段の美食は控え
     めに、自宅にて正しい食事を励行する事が健康の源カモですヨ!。読売2010.3.16

マゴット(蛆)セラピー
蝿の幼虫を使った傷の治療は、数千年前のオーストラリア先住民やマヤ文明の記録に有り、戦場で傷に蛆がわいた兵士の方が早く治った事などから、負傷兵の治療に使われたそうです。戦後、抗生物質や手術の発達によって廃れたが、80年代になって抗生物質が効かない耐性菌の出現や糖尿病性壊疽の増加により、欧米で再び注目されました。英国では医療保険が適用され、米国では治療用の蛆が医療材料として認可されています。
糖尿病で壊死した足を救うため、蝿の幼虫(蛆)を使う治療が広がり始めました。壊死した部分を蛆に食べてもらい、健康な組織に戻すそうです。まだ公的医療保険は利かないが、切断を避け、生活の質を維持する切り札として注目されています。
日本医科大、宮本医師は日本でもふつうに見られるヒロズキンバエの幼虫が分泌液を出し、腐った組織だけを溶かして吸収する性質を利用する。無菌化した幼虫を患部周辺に封じ込め、健康な組織を残して膿や壊死部分を綺麗に取り除かせるそうです。分泌液には、抗生物質の効かない多剤耐性菌も殺菌する作用があり、組織の形成など傷の回復を促す働きも有るそうです。日本医科大では2004年から足の切断せずに治療出来る割合は8割以上、同様に岡山大病院では約7割、他に国内で約30の病院が実施しているそうです。 朝日新聞2007.7.01


     産業技術総合研究所ではアブラムシが好む植物の種類が体内の細菌に左右されると述べています。
     人間を含め多くの生物は体内細菌と共生していますが、昆虫でも同様で有ることが分かったそう
     です。研究によりますと、シロツメクサを好むアブラムシは、体内に「PAUS」という細菌が
     いる率が70%から100%と高く、アブラムシから細菌を取り除くと、子供を産む数が半減し、
     再度細菌に感染させると、出生数は元に戻ったと報告しました。人も細菌との共生に伴い細菌に
     より動かされていることになりますヨ。

〇朝日新聞、創刊120周年を記念して速水林業(三重)が森林文化特別賞を受け
ました。三重県海山(みやま)町で尾鷲桧、海山材として木材業界では知られてる
桧の山林を管理しております。何年か前に同じ場所か定かでありませんが、見学に
行きましたが、真っ直ぐに延びた桧の大木が、日光の杉並木までは行きませんが、
林道に沿ってランダムに自然の状態で育っておりました。速水さんは「最も美しい
森林は、最も収益の高い森林である」とのドイツ林学者の言葉を大事に木材を育て
ているそうです。林道の総延長は45kmに及ぶそうで、1ヘクタール当たり植林
から伐採まで136人の人手かかかるそうです。毎年他の林産地から研修生を受け
入れるなどの努力をし、森林保護組織「FSC」森林管理協議会の認証を受けたそ
うです。環境に配慮し、社会的にも経済的にも持続可能な森林管理が評価されまし
た。
●海山町の木材も住宅に使用されなければ、大きくなっても利用されずに自然の巨
木になります。しかし、人手がかかり管理も必要な木材は間引きをして、少しずつ
収穫の時期を迎えなければ、経営は成り立ちません。自然の中に人々が生活して行
くための、最小限の営みは大切な事でしょう。そして、自然環境の一番綺麗な部分
のみに関心を持つことも大事ですが、其処までに至る自然環境の事も大切にしたい
ものです。
           ★海山、尾鷲の桧は木肌に赤味、脂も多く比重も他の桧に比べ多分多い
           と思います。林業に携わっている人々も個性派、そして酒にも強い人
           たちが多いようです(失言ご容赦)。それでも義理、人情的には他には
           見られない良いところが多く見られるます。余談ですが、牛肉が大変美
           味しい処でもあります。もちろん魚は言うまでもないでしょう。

◆昔から「知るものは言わず」と良く言われました。しかし少しずつ変わって来ました。
自然を愛する人たちが少しずつ人々に意思表示をする時代になりましたネ!。
今日は地道に自然保護活動にガンバッッテいる人の話をしましょう。岩手県、菅沼賢治
”宮沢賢治”と間違いそうですね。高山植物特別天然記念物「ハヤチネウスユキソウ」
私はまだ見て確認してませんが、ハヤチネウスユキソウと言うのですからエイデルワイスの事と
思いますが間違えたらゴメンと申し上げます。その希少な高山植物で有名な、早池峰山
(1917㍍)の山頂のトイレのし尿を担ぎ下ろす事をしているそうです。
93年から汲み取り担ぎ下ろしをしているそうです。以前は自然還元法?でそのまま
土壌を富栄養化していましたが自然生態系を壊すとして活動をしているそうです。
しかし、地道な活動は行政を刺激して、岩手県がトイレ改築案を提示、環境保全を考える
懇談会をも発足する事となりました。賢治さんは身近な山へのささやかな恩返しとのべて居ります。

MRSA:体の抵抗力の弱い人などが感染すると薬に対して強度耐性をしてしまい、
抗生物質が効きにくくなる黄色ブドウ球菌のことだそうです。弱毒性のために健康な人
にはさほど心配はないといわれています。昔から感染症の薬が出来て効果があるとされ
てまもなく5年ぐらいの周期で耐性のある菌が見つかってくるので、MRSAに強いと
されてる薬に対してもMRSAが耐性化してきていますという人もいます。院内感染と
して話題になって来てますが、建物自体気密性が良くなればなるほど付随して、発生す
る事は明らかでしょう。一般住宅においても気密性をうたい文句にして、消費者に勧
めているようですが、逆光で空気を透かして見てください!無数のゴミ、チリ、細菌
などが見える事と思います。人は毎日その空気を何気なく吸引しています。
湿度がなくなれば加湿器、空気浄化など設備を施しても、設備自体が汚染すれば何をし
ているか解らなくなるでしょうね。人が家の中にいれば当然、人の廃棄物、おなら、
口からの排気、もちろん臭いも有りますが、約400種の排気成分が、部屋の中に充満
する事になります。その中に住んでいればおかしくならない訳がないと考えるべきです。
MRSA院内感染、一般住宅も含め、昔に戻るべきかなと考えます。事実MRSAに有効
な薬は今から50年ぐらい昔の古い薬が効果があるとされています。

       ●院内感染MRSAにはヒバの柔らかな香りが良いかもしれません。感染してから
       ヒノキチオールが効果的だとのデータを参考にして、病院の部屋の中にヒバの木片
       を置いておきました。結果的には平成14年1月18日担当医師より尿、痰、血液
       からは検査の結果陰性ですと言われました。お陰で、今までの白衣、消毒などの手
       続きから開放されました。もちろん、病院の担当医師、看護婦さんなどの処置方法
       が良かったお陰ですが、抗生剤投与による効果よりも、健康人よりもひ弱な高齢者
       などには、強くはないがほのかな弱性殺菌効果があったのかなと考えて居ります。

VREの院内感染が話題になり始めています。パンコマイシン耐性腸球菌は米国では院内感染に
占める割合は97年で10.5%に増えているそうです。日本での報告は僅かだそうですが、
7月5日のテレビでは話題になって取り上げていました。感染すれば治療方法が見つからず、
感染予防対策として、隔離、手洗いが大事だと京都医大では述べております。そして、VCMの
乱用禁止も極めて重要であると言っております。日本臨床衛生検査学会では1.保菌者の隔離
2.MRSAと同じ対処方法をする3.接触感染防止、手洗いなどの感染防止対策強化の3点を
基本方針として対処しているそうです。VREの予防には抗生物質に対する耐性菌を作らないこと
が大切そしてパンコマイシンなどの採用抗生物質の見直しが必要としています。

      ★地下180mには細菌類が沢山ありました。広島大学、長沼助教授の地下生物実験室では、
   地下水中の細菌の分析を岐阜県でしています。地下水には栄養分はほとんどなくとも1cc
   当り10万個以上の細菌が生存いるそうです。是までに70種を分離その約70%は新種だ
   そうです。細菌の分析の中生存を支える仕組みは”窒素リサイクル”の存在があるそうです。
   窒素循環は 1.岩石中の硫黄、水素等のエネルギーを利用し、地下水の気体窒素をたんぱく
   質などの有機窒素に変える 2.有機窒素を消費して、アンモニア、硝酸などの無機窒素に
   変える 3.無機窒素を分解して再度気体の窒素にする。この循環は理論的には予測されてい
   ましたが、具体的な細菌として見つかって来ました。さらに深い地下では炭素循環もあると
   推測されているそうです。地下生物は深さ5000m付近まであるとされ、研究課題が埋設
   されてると述べております。長沼教授は「地底の細菌のほとんどは酸素に依存していない。
   彼らの生存戦略を知ることは、地球外で生命を探る際にも役立つでしょう」と述べて居ります。