2019年2月9日土曜日

地球温暖化の影響、大工の技

Yamaotoko
林野庁:スギの36~40年生の人工林がこれまでに吸収してきた量と1年間に吸収する量
樹木が吸収し蓄積する二酸化炭素の量は一本一本異なっています。例えば、適切に手入れされている36~40年生の スギ人工林は1ヘクタール当たり約302トンの二酸化炭素(炭素量に換算すると約82トン)を蓄えていると推定されます。
また、この36~40年生のスギ人工林1ヘクタールが1年間に吸収する二酸化炭素の量は、約8.8トン(炭素量に換算すると約2.4トン)と推定されます。
スギの吸収量と身近な二酸化炭素排出量とを比較してみましょう
 1世帯から1年間に排出される二酸化炭素の量は、2017年の場合、4,480キログラムでした。 これは、36~40年生のスギ約15本が蓄えている量と同じぐらいです。また、この排出量を、40年生のスギが1年間で吸収する量に換算した場合、スギ509本分の吸収量と同じぐらいということになります 。林野庁

地球温暖化の影響、大工の技

カザフスタンに謎の地上絵 2015.11.13 航空宇宙局ゴダード宇宙飛行センター中央アジアのカザフスタンで見つかった謎の地上絵が話題を呼んでいる。上空から見ると、巨大な円、十字、四角、さらにかぎ十字まで様々な図形が、盛り土を並べて描かれている。
NASAが最近、これらの地上絵をとらえた衛星写真を新たに公開し、広く世間に知られることになった。地上絵は、民家のまばらなカザフスタン中央のトゥルガイ地域で発見された。うち十字形が21個、四角形が1個、円形が4個、そしてかぎ十字形のものが1個見つかっている。多くが、フットボール場をすっぽりと覆うほどの大きさだ。
ウィニペグ大学のPersis B. Clarkson氏は、これだけの規模の構造物を作るのにはかなりの人数が必要となることから、「洗練された大規模な人間の組織が成立した時期」について 再考を促される発見だとしています。
世界気象機構(WMO)は2015.2.02に2014年の地球全体の平均気温が観測史上最高だったと発表しました。陸地と海洋上を合わせた2014年の平均気温は14.57度、これまで最高だった2010年の14.55度を超えてしまいました。WMOのミシェル・ジャロー事務局長は「大気中の温室効果ガスの増加が続き、海洋に蓄えられた熱が増大しており、温暖化は今後も進む」と警告をしています。

2014.12.20日、福島第一原発4号機核燃料取り出し完了。4号機のプールから最後の燃料4本が取り出されました。2011年3月プールには燃料が1535本が有り、東京電力は昨年11月から、より安全な敷地内の別のプールに燃料を移す作業を進めていた。同原発所長は、1年以上にわたる作業をふり返り「廃炉全体を100里とすれば、今回はまだ1里に過ぎないが、非常に感慨深く、一つの節目を迎えたと思う」と述べています。そして、1~3号機の原子炉内に残る溶融燃料の回収は、プールからの燃料を運び出す作業より格段に難しく、高い線量のため人が近づくことすら出来ず、ロボットで内部を調査しながら、最も早い3号機で21年度から作業に取り掛かる計画だ。福島県原子力対策監の角山茂章氏は「1~3号機の燃料の取り出し作業は桁違いに難しくなり、いわば未知の世界に突入する。新たな技術を一つひとつ開発、導入しながら地道に進めていくしかない」と指摘をしています。(読売2014.12.21)

北極圏の海氷は史上最速のペースで縮小していることが宇宙航空研究開発機構などの観測でわかった。2012.8.20時点で海氷面積は約455万7000平方キロメートルこのまま縮小が続けば9月には2007年9月に記録した425万4000平方キロメートルの観測史上最小を更新するのはほぼ確実とみられる。宇宙機構は「温暖化の影響が出ている可能性がある」としています。8月21日時点の面積は448万1000平方キロですから一日で7万5000平方キロの海氷消失となります。読売新聞他宇宙航空研究開発機構

北京市内の大気汚染について、2011年11月、在中国日本国大使館 1、北京の大気汚染の概況 ○ 北京市内の大気汚染状況は、当局の発表によれば12年連続で改善とされていますが、依然として深刻な状況が継続し、最近、大気の滞留しやすい自然条件も加わり、特に深刻な汚染が多発しています。 ○ 現在、特に問題となっているのは「粒子状物質」です。北京市の粒子状物質(PM10:直径10ミクロン以下)の年平均値は0.121 mg/m3(2009年及び2010年)で、中国の環境基準(年平均値0.10mg/m3)を超過。東京都(一般排ガス測定局0.022mg/m3、自動車排ガス測定局0.026mg/m3(2009年)と比較すると約5倍のレベルです。 ○ PM2.5(直径2.5ミクロン以下)については、中国では、未だ環境基準が設定されておらず、観測も十分に行われていません。
※PM2.5について現時点で入手できるのは、北京の米国大使館が毎日1時間毎に発表するデータのみ。 2、粒子状物質(PM10、PM2.5)の健康影響 ○ 粒子状物質には、工場のばい煙、自動車の排気ガスなどの人為由来、黄砂、森林火災など自然由来のものがあります。また、粒子として排出される一次粒子とガス状物質が大気中で粒子化する二次生成粒子があります。
○ PM10(直径10ミクロン以下)、さらにはPM2.5(直径2.5ミクロン以下)と、粒子の直径が小さくなるほど、肺の奥、さらには血管へと侵入し易くなり、濃度上昇に従い、ぜんそく・気管支炎、肺や心臓の疾患による受診・入院数が増加、さらには肺がん・循環器系疾患による死亡リスクが増加します。 ○ 肺・心臓に疾患のある方、高齢者や子供は、健康な成人と比べて大気汚染に対してより高いリスクを有します。 ○ また、屋外で運動を行う際は、通常よりも速く深い呼吸を行うため、より多くの粒子が体内に吸収され、健康影響を及ぼすおそれがあります。 3、一般的な対応策○ 中国政府は毎日「大気汚染指数」を公表し、大気汚染の程度に応じ、屋外での長時間の激しい運動や外出を避けるよう呼びかけています。大気汚染のリスクを減らすためには、①屋外での運動を汚染の多い日から汚染の少ない日へ変更する、②運動時間を減らす、③激しい運動から軽い運動へ変更する(例:ジョギングを散歩へ)、④汚染の激しい沿道での運動を避ける、⑤外出時にマスクを着用する、といった方法が考えられます。 ○ また、屋外の汚染は屋内の空気の質にも影響するため、フィルター、空気清浄機の使用が汚染削減に有効であるとされています。
前回、北京上空もスモッグの停滞域が有りましたが、今回、香港付近も写真の通りで、上空の青との対比が綺麗に分離していました。高度成長経済に比例する大気汚染域が加速しています。

2011.2.21:中国青海省、チベット自治区などに跨る、青蔵高原の氷河が、30年間で年に約131平方㎞減少していたことが分かった。中国地質調査局が調べたところ、氷河は30年間で青蔵高原周辺で10%減少、近年は減少の速度が早まっている。
今後温暖化の速度が変らない場合でも、面積は2050年までに現在の72%に減少見込みと言っています。新華社通信


       2010.5月:滝のそばにはマイナスイオンが多く、人の健康には非常に良い自然環境が有るとよく言われます。
       しかしながら人とのバランスが問題で、大勢の人々が関心を持つ事は大事なことですが、集団で行動をすれば自然崩
       壊になる様です。高山植物などは永年を掛けて漸く環境順化をし木は大きく、花は綺麗に成りました。最近では山に
       木道などが出来、人の為の設備が自然保護と誤解をしている気がします。自然は静か、穏やか、おとなしい、時に厳
       しく優しいモノです。今回は優しい自然が顔を見せてくれましたのでご覧下さい。自然環境の顔です


2009.12.22:我家の下にある駐車場に「タヌキ」が出てきてひなたぼっこをしていました。
同じ駐車場横の赤い実のある木には「メジロ」が三羽止まって居ました。昼下がりののどかな田舎の風情が懐かしいですネ★
2011.12.22:昼下がりの風景の「タヌキ」「メジロ」のいる場所にマンションが建ちました。懐かしい自然が消えて行きました。
「タヌキ」「メジロ」は何処へ行って仕舞ったのでしょう?ネ。


       中国の二酸化炭素排出量が世界最大になったとIEA(国際エネルギー機関)が2009.10.06日、
       公表しました。すでに2007年にはアメリカを上回り、今後も増え続き2030年には世界の二酸化炭素
       排出の約30%を占める見通しだそうです。ちなみに、2007年の中国が21%、アメリカが20%だそ
       うです。2大国だけで地球の温暖化加速に4割強の貢献?をしていることとなります。


平成21年版 森林・林業白書から抜粋
①植物は、太陽エネルギーによって光合成を行い、大気中の二酸化炭素と根で吸収した水から有機物を生産し、酸素を排出する。
生産された有機物の一部は呼吸によって消費され、残りは植物の組織を形成する。植物の内、草本類は短期間に枯死・分解され
二酸化炭素が排出されるのに対し、森林を構成する樹木は幹や枝という形で炭素が長期間貯蔵されることから、二酸化炭素の吸収
及び炭素の貯蔵機能は樹木の方が大きい。
②木材は、鉄やコンクリート等の資材とは異なり、光合成によって固定された炭素を貯蔵している。このため、森林から適切に生産
された木材を住宅や家具等に利用することは、木材中の炭素を長期間にわたって維持することにつながる。住宅1戸あたりの炭素
貯蔵量は、木造住宅の場合は約6炭素トンであるのに対し、鉄骨プレハブ住宅は約1.5炭素トン、鉄筋コンクリート住宅は約
1.6炭素トンと推定されている。こうした観点からみれば、木造住宅や木製家具などのストックを増やしていくことは、街に
森林を作ることと同じ効果があるといえる。
③木材は、樹木が成長するときに二酸化炭素と水から光合成によって生産される有機物である。木材をエネルギー用途として燃
やすと二酸化炭素が排出されるが、この二酸化炭素は、樹木の伐採後に更新が図られれば、成長の過程で樹木に再び吸収され
ることとなる。このように、木材のエネルギー利用は、大気中の二酸化炭素濃度に影響を与えないというカーボンニュートラル
な特性を有している。
④木材は、鉄やプラスチック等の資材に比べ、製造や加工に要する化石燃料が少ない。このため、多くの化石燃料を消費する鉄
等の資材の代わりに木材を利用すれば、その分だけ二酸化炭素の排出が削減されることに繋がる。住宅一戸当たりの材料製造時
の炭素放出量は、木造住宅の場合は約5.1炭素トンであるのに対し、鉄骨プレハブ住宅は約14.7炭素トン、鉄筋コンクリ
ート住宅は約21.8炭素トンと推定されている。


          読売新聞2009.2.07、中国北、中部の小麦生産地帯を中心に干ばつが広がり、
          被害を受けた農地の面積が1000万ヘクタールになり、飲料水の確保にも影響が出
          てきています。干ばつは河北、河南、山東、山西など広範に及んで居ます。一帯の降
          水量は例年の2割から5割程度の状況、北京では昨年10月26日以降、12月に1
          日だけ0.1ミリの雨量を観測したい以外、まとまった雨は降らないそうです。
          被害は住民約429万人の飲料水、大型家畜約207万頭の水が不足する事態に成っ
          て居ます。


20.8.23、日刊木材新聞:木材の絶乾重量の約半分は炭素の重さと言われています。杉の場合では
絶乾比重を0.4とすると、1立方メートル当たり0.2トンの炭素があり、この炭素は3.7倍の
約0.73トンの2酸化炭素を固定している計算に成るそうです。「森林の伐採は2酸化炭素の放出」と
地球温暖化防止の国際会議では言われるそうですが、木材の炭素固定量の数値はこれから注目されそうです。


                    5月北京空港上空は全体が茶色にくすんで町並みが見えました。
                    西安では駐車している車に黄砂?が積もり、さしずめ長期駐車、放置自動車が沢山有るよう
                    な雰囲気がありました。少しの間でも空気の汚れが進行している感じがしました。兵馬俑も
                    関係が有るのかな★?。


東京に永年住んでいて田舎が好きと言う人がいました。山形に引っ越し、しばらく生活をしていました。
有機栽培で米、野菜などをよく届けてくれました。山歩きなど好きな人でしたが、最近では猿、鹿がすぐ
そばまで来ていたずらをするそうです。山肌も荒れ樹木も被害を被る状況だそうです。もちろん沢筋の水
も飲むのには躊躇するそうです。鳥ウイルスでは有りませんが、感染を心配していました。
その人は今東京に戻って生活を再度始めました。もちろん年を考えての事と思いますが、あながちそれ
だけとは考えにくい自然環境です。平成18年6月12日


     日本地球惑星科学連合大会発表 朝日18.5.18
  ヒマラヤの氷河は微生物の活動によって黒くなり、太陽光の吸収が増えて解けやすくなっている。
  東工大の幸島助教授はヒマラヤの氷河に藍藻とそれを食べて生きるユスリカからなる生態系が有ることを80年代に発見
  した。その後、氷河の上の泥に見える物の多くは、氷河に住む微生物が有機物を分解する過程で出来たものとわかった。
  表面の泥をはがし白い雪氷にすると、融解速度が3分の一に落ちることも確認された。千葉大の竹内助教授世界の山岳氷
  河を巡り、生物の量を測定したところ南米パタゴニアに比べて、ヒマラヤの氷河は6倍、北極は3倍、地域による差があ
  るそうです。生物により氷河が変色している場所で太陽光の反射率を調査すると、北極は50%、ヒマラヤでは25%と
  落ちて、光の吸収量が多いことが確認されました。夏の氷河の変色は飛ばされてきた砂などと考えられて来たが、それよ
  り生物の働きが大きいと述べています。



★人体の自然環境と居住について★
このところは居住環境は反自然環境の人工的構築により理想的環境症候群を作り出す傾向が多く見られます。一時は住宅は気密性が大切ですと謳われました、是により家の中はたばこ害、あなたの健康を損なうおそれがあります注意しましょうのJT宣伝、そして家の中の埃、臭い、もちろんオナラモ逃げ場が有りません、いろいろなにおい、香りや細菌類の密集する空間に毎日寝食を共にしていることと成ります。それではと換気扇を付け汚れた空気を外に出しましょうと言うこととなりますね。内部の構造もコンクリート、乾燥木材、壁紙などで覆われ湿度が少ない環境での生活を余儀なくされる事でしょう。人は元来水分60%位の体水分量が有るそうです、体の6割が水の生き物です。水分のない家の中で生活をするとどうなるでしょう。ソウデス色々体の変調が出てくるでしょう。お医者様にお世話に成ることが多く見られる事でしょう。昔の家には隙間がありほどほどの換気作用が出来、木材も季節に応じて含水率の自然変化作用をして人のために協力してくれました。木材は伐採直後に含水率200%以上と言われています。乾燥した木材の重さと木に含まれる水分の重さが同じ場合が含水率100%と言うそうですが、含水率20%~30%の乾燥材が変形・収縮が無い優れた素材ですのうたい文句は材料は確かに優れていますが、人に与える影響を考えるとき優れた木材かと言うならば自ずと結論は出てくることでしょう。

森の中では、もっと小さな「持ちつ持たれつ」が行われています。それは、土の中に
含まれる微生物。木や枯れ枝を分解するのは微生物の仕事ですが、それが微生物の大
切な食料になっているわけです。つまりは、微生物たちは植物のお世話になっている
のですが、逆の関係も報告されています。つまり、一部の微生物は植物の生長をうな
がすホルモンを出しているのです。成長ホルモンだけではありません。
発芽や、根の伸張、茎を伸ばすといったホルモンまで作っている微生物もいます。
こうした微生物たちの研究は、しかしあまり進んでおらず、微生物のうち、人間が発
見しているものは1%にも満たないとさえ言われています。発見されていない以上、
絶滅したかどうかの把握などできるわけもありません。でも、生物の世界でさまざま
な「持ちつ持たれつ」が行われている以上、人間の知らないうちに絶滅したり減少し
た生物は、きっとどこかで、他の生物にも影響を与えているはず。生物多様性が重要
視されるのには、こんな事情が潜んでいます。人は有用な動植物と不要な動植物を分
けて考えてしまいますが、実はこの地球には不要な生物なんていないのでは? と
思えてきますね。平成16年11月17日 goo



    文部科学省では、木の持つ柔らかさ、潤い、暖かさは子供たちの教育環境には大切ですと
              述べています。愛知県教育大学では木造校舎が教育環境に与える影響について、木造は湿
              度変化が小さく望ましい、身体の皮膚温度の低下もコンクリートより少なく、子供たちの
              疲労感、注意集中力などに効果が見られたとし、校舎の物理的環境が学習活動にも影響す
              ると報告しています。木に感じる親しみやすさや、穏やかさは人間形成にも関わる大切な
              部分です、としています。2004.10.08
 
平成16年2月14日、朝日新聞では南米ブラジル、パタゴニアのウプサラ氷河の1928年と
2004年の氷河後退の写真が取り上げられました。一面に氷河がある写真と全くない写真が載
っているので一目瞭然です。年間東京ドーム34000個(42立方キロメートル)の氷が消失
しているそうです。NASA(米航空宇宙局)の研究所などの画像分析では過去25年間に大幅
に氷河が縮小していると発表しています。概算では1日に東京ドーム90から100個分に相当
する量になりますヨ!。温暖化が少しずつ加速を増して来ています?。


                   ■2002年1月18日、軽井沢では人の廃棄するゴミを食べるヒグマが危険だと捕獲して、
                   薬殺しました。一方、東京ではカラスが増えて人に迷惑を掛けるので駆除するとしています。
                   地球の中に人間だけが最優先される環境とは如何なるものか、考えなければ成らない時でしょ
                   う。自然環境保全とは人間以外を排他する事でしょうか。自然崩壊は人間自身で行っている事
                   を認識すべきでしょう。


★気候変動に関する政府間パネル(IPCC)では2月17日、経済や生態系への影響
に関する報告書の中で、2100年までに世界の海面水位が最大で88センチ上昇する
と予測しています。是により植物分布、動物生息域の変化が現れ、すでに温暖化の
生態系への影響が世界的に浸透し始めて来ているそうです。アジアでは海面上昇で数千
万人の移住が必要と指摘され、日本では過去30年間で高山植物の種類が減り、湖の
富栄養化が進んで来てるそうです。そして地球全体の気温は2100年までに
最大5.8度上昇する予測を発表しました。次世代のこれから誕生する人々に出来る
だけ良い地球環境を保ちたいものです。


        ■4月26日NHKにんげんドキュメントではカンナを使って何処まで薄く削れるか、その極限
        に挑戦する大工が全国から集まり「削ろう会」が岐阜市で開催されました。4年前から始まり
        最高記録は3ミクロンのカンナの削り屑が出来たそうです。ミクロンは千分1ミリの単位でちり
        紙の十分の一以下の薄さだそうですが、日本の伝統文化を支えてきた技術と知恵の奥深い世界は
        今後も継承されて行かなければ衰退してしまうでしょう。そのためには在来木造住宅の活性化を
        促さなければ成りません。自然保護も大切ですが伝統技術、大工保護も忘れてはいけないことと
        思うのは強ち独りよがりと云われても自然の表現でしょう。今回は制限時間内で最高5ミクロン
        が二人出来たそうですが、時間制限以後に3ミクロンのカンナ屑が出来ました。刃先の厚さが
        約1ミクロン、それを大工の手で研ぎ上げるには相当な熟練と熱意がなければ出来ないことでし
        ょう。そして、時間はかかっても、住宅建築にその技術が利用されることが、自然循環、環境保
        護につながる大切な部分に思われます。

●宮大工が大学講師の時代です。宮大工の棟梁が建築技術を教えています。
神社、仏閣、国宝建造物などの木造建築に携わる大工を一般的に宮大工と言われ、伝統的
建築技術を持ち一目を置かれる大工さんと言っても過言でないでしょう。
建築技能工芸学科の生徒が黙々と材木にノコギリを挽き、カンナをかけています。
「ノミはまっすぐ、あとはゲンノウでたたく」と講師の実技が続き、継ぎ手の凹凸の作業の
真っ最中です。最近では機械で簡単に加工出来る工程なのですが、実習では継ぎ手が住宅建築
にどれほど大切な作業かを体に覚えこませるために、授業の約6割がこうした実習に当て
られるそうです。自分の道具箱作りに苦労した学生は大工、左官、鳶の基礎実技を2年間
で学び、3年目には2階建ての家を建てるそうです。国公立大学工学部から志望を変更した
富永萌さんは「ものを作るのが楽しくて時間を忘れる」と言ってます。
埼玉県行田市ものつくり大学にて(日経6月15日報道)
私見ですが、普通の人が3年勉学すれば2階建て住宅を建てられる事となります。


   ◆オゾンホールが今年も最大になりましたネ!。南極上空のオゾンホールが8月下旬から
            急速に拡大して、気象庁の調査では破壊量の予側が過去最大に成ったそうです。オゾン層
            破壊が急速に進行していると言っております。オゾンホールの大きさは2386万平方キ
            ロ、9月4日現在オゾン破壊量は7264万トン、10月には9278万トンに達すると
            予測されております。オゾン層の崩壊には2酸化炭素、メタンガスなど地球温暖化物質が
            関係しております★と専門家は指摘しています。オゾン層の崩壊は1980年9月から1
            1月に掛けて出来るようになり、オゾン層の薄い南極上空だけに発生し、、南半球で
            は皮膚がんの障害が出ております。オゾン層が破壊されると、有害な紫外線が地球上の生
            物を破壊する事でしょう!。地球の皆さん温暖化には気をつけましょう∞!


◆植木があれば10度は低い(朝日新聞)◆
日本建築学会で屋上緑化の効果実証する!屋上の緑が冷気流を吹き下ろしてヒートアイランド解消に一かっていることが東京での日本建築学会で発表されました。屋上緑化のモデルケースとして福岡市中央区天神のビルで実測されました。95年に建てられた南面が階段状の13段の屋上延べ8000平米に梅や楓など約100種類、約40000本の木が植えられています。
昨年の夏、温度計、風速計、熱流計などを置いて測定しました。結果は日中コンクリート表面の温度は50度を超えたが植栽部分は最高でも38度、木の蒸散作用や土からの蒸発で日射量の25%程度の熱が奪われるからだそうです。日中のビルの南面の気温は太陽が直射するにもかかわらず緑のない北、東、西側に比べて最大5度も低いそうです。夜になると、植栽部分の温度は気温を下回り、植栽で冷やされた空気は重くなり、階段状屋上に沿って流れ下る微風(最大風速0.5㍍)が観測されました。写真では山裾の緑の林に見えました。朝にもなれば、夜露が降りてより自然に近い状態に成る事でしょう!

     ■二酸化炭素を地下1100mに封じ込める試験が新潟県で平成15年春に始まるそうです。
     日本政府が地球温暖化対策推進大綱で温暖化防止の革新的技術に位置付け、実用化したいとの
     意向だそうです。地球環境産業技術研究機構が経済産業省の補助を受け研究、二酸化炭素を
     地下の帯水層に送り込むと最終的には地層中に広がる水に溶け込み、そして帯水層の上に水や
     空気を通さない岩盤が有れば漏れ出す心配は少ないと述べております。さらに国内と近海の
     地下には、日本の年間二酸化炭素排出量の70年から80年分に相当する900億トンを備蓄
     出来る地層があると推定しているそうです。