2019年2月16日土曜日

ピラタス2237m

Leica X-U
今年2回目のスキーをして来ましたDes。幾分積雪が少な目でしたが総距離で20キロの山下りを致しました。樹氷が見れれなったのが残念でしたがゲレンデ上部のほうには白くなっている木々が見られましたNE◎。













普通はスキーヤーがいないのが難しいのです。丁度ロウプウエーから下りると登山者、スキーヤーが一斉にスタートして素早くいなくなりますので写真を撮るのにはいい感じになりますDesYO。そうです標高2237mは北八ヶ岳ロープウエー山頂駅の標高なのです、非常にサムイトコロデス!。

2019年2月9日土曜日

自然環境 最新環境情報

Yamaotoko
自然の中の動物と人間

世界初の核実験 2023.8.11(読売新聞)
1945年7月16日、米西部ニューメキシコ州の砂漠地帯の実験場で行われた。長崎に投下されたと同じプルトニウム型原爆を、鉄塔に固定した状態で爆発させた。実験では大量の放射性物質が大気中に放出され、空から降ったとされ、放射性降下物について解析した結果、爆発直後には北東方向に拡散、10日間で全米50州のうち46州に広がった。一部はカナダ、メキシコにも到達した。放射性降下物の解析は50年代以降に本格化、最初の核実験に付いてはよく分って居なかったが、実験場周辺の住民からは健康被害への補償を求める声も有った。米プリンストン大などのチームが論文投稿サイトで発表した。放射性物質の拡散予測に詳しい量子科学技術研究開発機構の茅野政道理事は「解析の手法は妥当で、信頼できる内容だ。今後の研究の土台になる」と述べています。

今回は常磐道を利用致しました。途中にはアチコチ道路標識みたいにその場所の放射線量が表示されてました。環境省の資料からは一般公衆(実行線量)一年間では1mSvだそうです。開通前調査の運転手の被曝量、広野~南相馬で自動車で0.37µSv、今回は大きいところでは1.9µSv/h、一日居れば46µSv、年間では16790µSv、つまり年間では16mSvとなります。その場所に滞在すれば環境省の16倍の放射線を浴びることになるのです。道路は空いていてドライブするには非常に快適な常磐道になりました💮。下記の表示板は途中の鳥の海PAに表示されておりました。2022/11/12

インド大気汚染深刻: ニューデリー、「PM2.5」基準の40倍、地元テレビは殺人大気などと報じた。PM2.5の濃度が1立方㍍当り最大で1000μgを記録、世界保健機関(WHO)はPM2.5について1日平均で25μgの基準を定めており、基準値の40倍に当たる。英医学誌「ランセット」の報告では世界中で2015年に大気汚染で死亡した人は推計で650万人で、この内インドは最多の180万人に上がるという。 2017/11/10 讀賣

世界気象機関(WMO)は30日、温室効果ガスの二酸化炭素の2016年の大気中の世界平均濃度が403.3ppmに達し、観測史上の最高値を更新したと発表した。二酸化炭素濃度は15年に比べて3.3ppm増と例年に比べて急激に上昇した。WMOによると、地質学的記録に基づく推定で、300万年~500万年前に今と近い二酸化炭素濃度の時代があり、当時は気温が今より2~3度、海水面も10~20m高かったと言っています。讀賣2017.10.31

いわき市にある市民放射能測定室「たらちね」に検診センター兼診療所をつくりました。 今まで、チェルノブイリ原発事故の後もできなかった検診の積み上げを、福島原発事故後の子どもたちを対象にしたいと考えていました。  チェルノブイリでは、検診の積み重ねをできなかったので、データがありません。その為依然として放射能の影響の計算は、広島と長崎の被爆者での数字を使っています。 チェルノブイリ原発事故後の影響に様々な健康被害が出ていますが、それらはカウントされていませんし、発がんも甲状腺がんしか認められていません。  私の立場は、アメリカのゴフマン博士、日本の中川保雄氏たちの立場を取り、かつ環境医学のアメリカのルネ・デュボス教授の考え方を取っています。  それで、ICRPや国際的な原子力関係の機関を批判し、原爆被爆だけでなく、原発事故被曝のデータを積み重ねたいと考えています。また、現実的に原発事故で被災した子どもたちの健康を守ろうと考えてのことでもあります。  今、ベラルーシやウクライナの被曝した子どもたちや、更にその子どもたちから生まれた子どもたちの健康被害は広がり、健康な子どもは20%しかいないと言われています。 福島とその周辺の被災地も、30年後はそうなることが予想され、それをデータとして残すことと、少しでもそういう状況を私(すなわちルネ・デュボス)の理論である病原環境論(適応説)で改善していきたいと思い、いわき市にある市民放射能測定室「たらちね」に健診センター兼診療所を立ち上げました。 今年の6月から始ったばかりですが、これからは福島県にある唯一の被災者特に子どもたちのための健診センターであり、診療所も兼ねています。料金は、日本全国からの個人、企業、団体からの募金と海外からの募金で成り立ち、原則的に子どもは無料ですが、自己負担での検診もしています。そのためいつまで財政的に続くか心配ですが、きっとこころある方たちが支援し続けてくれることを信じて開設しました。(黒部信一のブログより)2017.07.16

2017.02.02:東京電力は福島第一原発2号機の原子炉格納容器内でカメラで撮影した映像を分析し、放射線量が毎時530シーベルトと推定される場所があったと発表した。人間が30秒程被ばくすると死亡の恐れがある線量だそうです。原子炉圧力容器の底から2000度以上の溶融燃料が落ち、鉄が溶けて穴が開いたとみられる。推定で毎時530シーベルトだったのは原子炉格納容器内で、炉心直下からは少し離れた場所と言うことです。東電原子力・立地本部は記者会見で「溶融燃料の周辺は毎時数百シーベルトになると推定されるが、圧力容器外側の空間上でなぜこんなに高くなるのかはわからない」と語った。讀賣新聞2017.02.03

2016.06.25:中国の中産階級中の国民は中産の下になって生活苦に頭を抱えています。老人人口は1割を超え日本の二割に漸近しています。しかしながら習近平氏の人気は高く、役人の無駄遣いの是正に共感の声が聞こえて来ていました。以前に比べて人々は少しづつ国際的に先進国の歩みに近づて来ているようです。国内線(CA)の着陸態勢の中、腹痛が生じトイレの使用をお願いしましたが、ダメですとの返事、それでも着座寸前にOKが出て難儀を越える事が出来たのは、おもてなしに近い感じがしましたね◎!。最近では世界的に後進国にしわ寄せが行き、高度成長がマンエンしています。人々の共有とは格差のない世界であるでしょう。これからの子供たちには現状の有様を教えてはイケマセン。CA搭乗中、中国の11歳の少女と筆談しましたが、心は純真無垢の世界なのです☆。眞心互譲即民心中国最新環境

2016.3.28 讀賣新聞:チェルノブイリ事故30年、遠い収束
チェルノブイリ事故の影響で住民が立ち退いて消滅した村や町の名前が記された「墓標」が延々と並び、訪れた人々が花を手向けています。今、そんな場所を訪れる見学が盛況で、世界中から観光客が訪れている。事故が発生するまで原発関係者が暮らしていたプリピャチは、原発から約3キロにあり、今はゴーストタウン。長い年月で朽ち果てた建物は、見学者に人気のコースになっています。ここから事故を起こした原発4号機と、それを覆うために建設中の鉄製シェルターが見える。記者生活30年目で初めて見たチェルノブイリ原発4号機は、事故収束には程遠い、生々しい姿をさらしていた。

ニューデリー・マイカー規制:世界保健機構(WHO)が昨年発表した都市の大気汚染状況に関する報告書によると、インドの首都ニューデリーは発がん性のある微粒子状物質(PM2.5)の年間平均濃度が北京の約3倍にあたる1立方メートル当たり153μgに上がり、世界最悪だった。ニューデリー行政当局発表によると、車両ナンバーの末尾が偶数か奇数かによって、1日おきに通行を禁止と言うことです。読売2015.12.07

鉛汚染の脅威:カザフスタン、シムケントで確認された土壌の鉛汚染の最高値は、カザフスタンの規制値の750倍。欧米の研究者が参加する環境団体の調査で幼稚園の敷地で見つかった。世界保健機構(WHO)によると、脳や神経の発育を阻害する鉛の影響で知的障害になる子供は、世界全体で毎年60万人に達する。ソ連時代に操業を始めた老朽工場は閉鎖されたが、土壌汚染という負の遺産は残った。社会主義経済を支えた工業都市の人々は今も、汚染の脅威にさらされている。2015.11.12 読売新聞、環境@辺境

環境省と放射線医学総合研究所は2015.08.28、福島原子力発電所15キロ以内の帰還困難区域の山林で、モミの木の幹が途中から伸びない形態変化が確認されたと発表した。チェルノブイリ原子力発電所事故でも周辺の針葉樹に同様の変化が出ており、原発事故の影響もあるとみて、因果関係を詳しく調査するとしております。原発の近くは98%の割合で見つかったとしています。環境省などは、空間放射線量が高い地域ほど形態変化の割合が高くなっていると推定。読売新聞2015.8.29

北海道大学、スイス連邦工科大学の報告(読売新聞取材)2015.07.31:氷河崩壊90年代の倍
グリーンランドでは海氷の減少だけでなく、氷河の崩壊も急速に進んでいる。氷が減少している理由は主に二つ、温暖化によって、氷自体が解けていることと、氷河が海に流れ込む速度が加速していることだ。氷河が流れ下る速度は、1990年代までは年間200㍍以下、現在は年間500㍍。以前の2倍以上の氷が海に流出していることになる。グリーンランドでは10年ほど前から、氷の表面が黒ずむ「暗色化」と呼ばれる現象も進む。黒ずみの正体は、気温上昇に伴って増える「雪氷藻類」と呼ばれる生物だ。氷河の表面が黒ずむと、太陽光を吸収しやすくなり、氷の融解量は20%~30%増える。観測機器を降ろすため、ヘリコプターは数分間、氷河の中央部に着陸した。氷は白夜の季節の強い日差しを浴びて青白く光り、無数の水滴を滴らせる。気温は14度。氷河のわきに着陸すると、地面は軟らかいコケに覆われ、赤、白、黄の小さな花が咲く。蝶も飛んでいた。

★放射線の影響★
福島第一原子力発電所事故で飛散した放射線物質による長期的な健康影響には、まだ分からない点が多い。原発の20㌔圏内を中心に、国が殺処分した家畜やハンターが捕獲した野生動物などから血液、組織などを分析してきた。約4年間で集めたデータは、牛300頭、豚60頭、日本猿200匹分。「放射線物質の多い場所で過ごした動物を調べることが、人への影響を探る糸口になる。彼らは、実に色々な情報を提供してくれる」と話す。20㌔圏内にいた子牛の内臓などに含まれる放射性物質(セシウム)の濃度を調べると、母牛の1.5倍に達することが分かった。「新陳代謝の活発な子牛が、これほど放射性物質を蓄積しやすいというのは意外な結果。原因を突き止める必要がある」と指摘する。こうした牛から取り出した卵子と精子を使って体外受精させ、誕生した子牛に遺伝子の異常がないかも調べる。人体が放射性物質を取り込んだ際の内部被ばくを研究する病理学者、福本東北大教授の気概を感じる。読売2015.05.14

★温室効果ガスの大部分を占める二酸化炭素の排出量の推移を国際エネルギー機構(IEA)のデータで見ると、世界の排出量は1990年から2040年にかけて1.8倍に増える見込み。このうち、中国、インドの合計は、90年14%、12年32%、30年37%、40年38%となります。この2国に米国を加えると、12年48%、30、40年ともに49%と、世界の半分に及ぶ。中国、インドをはじめ世界の二酸化炭素排出量の多い国の努力が必要です。読売新聞2015/4/30

畑村元政府原発事故調査委員長(読売2015/3/6、復考):事故から4年、福島第一原発の廃炉作業は、やること全てが後手後手に回っている印象、特に汚染水対策はことが起こるたび場当たり的に対応している。汚染水の漏洩などのトラブルがあると、政府、東電は「考えられないことが起こった」と口をそろえる。これでは何も考えてないに等しく、震災から教訓を学ぶ姿勢が足りない。本当の意味で対策の全体像を捉えている人間が、東電にも国にも、学者の中にもいない。原子力業界の人は自分たちの世界の中に孤立していて、外に目を向けていないと感じる。 ”震災に学ぶ姿勢不足”。

「中国海洋発展報告2014」によると、東シナ海に面した沿岸では、海面の55%が汚染された状態で、窒素やリンなどによって富栄養化している。経済発展とともに各地で海岸線の埋め立ても大規模に進んだ。浙江省慈渓市のある漁村はかって海に面していたが、埋め立てのため今では海まで3㌔。その海も、汚染された河川の水が流れ込み、水質が悪化している。そして漁場とする東シナ海で魚が激減している。中国漁船の収奪的な漁法、水質の悪化などが原因だ。対策は進んでおらず「近海の漁業資源はほとんど枯渇」(中国紙)という深刻な状況となっている。ちなみに中国の漁獲量は世界全体の約18%でトップ(2012年)で、13年は1399万トンだそうです。2015/01/25

2014.11.16:読売、環境12版☆国際自然保護連合(IUCN)が7月に公表したレッドリストでは、7万4106種の内、2万2176種が絶滅にさらされているとされる。特に悪化が著しいのはサンゴ類。両生類は、90年代からすでに低いレベルにあり低下が続く。環境省によると、1970年から06年の間に、野生の脊椎動物の個体数は地球規模で平均3分の一が失われた。生態系悪化の要因は人間とその活動だ。国連の生態系評価によると、人類は種の絶滅速度をこれまでの歴史の1000倍に加速させている。森林伐採や開発による破壊の他、乱獲、農薬や化学肥料による汚染、気候変動の影響などだ。今のペースで生態系の破壊が続くと、回復不可能な変化が地球規模で起こる可能性も指摘されている。生態系の一部である人間の存亡にも関わる大きな問題だ。


読売新聞2014.9.22:米環境保護局(EPA)によると、2012年の米国の温室効果ガス排出量は65億万トンで、日本の13億万トンの5倍近い。オバマ大統領は昨年6月、排出削減の行動計画を発表、今年6月には既存の火力発電所に対し、二酸化炭素排出量を30年までに05年比30%削減する規制案を打ち出した。来年の気候変動枠組条約第21回締約国会議でも、中国やインドと協力し、指導力を発揮したい考えだ。
「中国環境状況公報」では、長江の水質は86%が飲み水に適する。多くの専門家は「長江の水は安全」という。上海市では、人口の半分近くに当たる約1000万人が飲んでいるとされています。環境保護団体「グリーンピース」が2010年、長江の魚を調査、水銀やカドミウムが検出され、食用の基準を超える例も在った。当局による調査や研究でも重金属が検出された。江蘇省靖江市は9日、長江にある水道水の取水口で水質異常が見っかったとして、全域で供給を停止した。

2014.5.10読売・国際
福島原発による食品の基準値超過件数が(平成26年4月23日現在速報値)26年度公表検査結果として報告されました。福島県23件:コゴミ1、フキノトウ5、アイナメ1、イシガレイ1、イワナ3、コモンカスベ1、 シロメバル3、スズキ1、ヒメマス1、マコガレイ2、ヤマメ4、宮城県1件:タラノメ1、茨城県3件:シイタケ3、栃木県3件:コシアブラ1、タラノメ1、ブラウントラウト1、です。原子力災害対策特別措置法に基づく 食品に関する出荷制限4月24日現在で青森県、岩手県、宮城県、山形県、茨城県、栃木県、群馬県、埼玉県、千葉県、新潟県、山梨県、長野県、静岡県、福島県の一部に出荷制限が出されました。厚生労働省

 国連の気候変動枠組条約締結国は16年11月~12月の締結国会議で20年以降の温室効果ガス削減枠組を決める。パラオを含む44か国による島嶼国連合は、先進国に対してだけでなく、途上国グループの中国、インドにも温室ガスの削減を迫って来た。オーストラリアの気象局と科学産業研究機構がまとめた報告書では1993年以降、パラオ周辺の海水面水位は毎年約9ミリ上昇しており、この時期の世界平均2.8~3.6ミリのほぼ3倍の上昇幅を記録している。「パラオ近海の水位は、今世紀末迄に現状に比べ1メートル以上上昇する」と大統領府の国家環境計画担当官、シャーレーン・マルサイさんは予測を示しました。2014.3.24讀賣

中国・瀋陽の日光温室:1980年代から瀋陽農業大学では日光温室の研究に取り組んでいます。小雪が舞う外気温は氷点下4度、温室内は15度前後、「太陽が出ていれば外が氷点下15度でも温室内は25度~30度になり、冬にスイカも作れる」と瀋陽農大孫周平教授が述べています。日光温室の特徴は、採光する南側以外の3方向が、断熱材となるレンガや土塀で作った壁で囲まれ、熱が逃げにくく燃料をほとんど使わなくても野菜栽培に適した温度を保てるとしています。同大学によると、全国の日光温室の総面積は2012年に93万ヘクタールに達し燃料として使う石炭約3.5億トンの削減が出来た計算に
なるそうです。讀賣2013.12.02

人々の自然環境:日本政府は2013.11.02付で、褒章受章者の発表をしました。紅綬褒章に中国人厳俊さんが選出されました。
9月の台風18号で川に転落した男児(9歳)を助け、人命救助に尽力されたとして受賞が決定。厳俊さんは「日中間の摩擦を和らげる助けになれたのなら、うれしいです」と述べました。激流にのまれそうになりながら男児を助けた。通行人らの協力も有って無事に救出されました。「私だけでは助けられなかった。救出に関わったみんなの受賞です」と述べたそうです。讀賣新聞

IPCC(気候変動パネル)第一作業部会報告書:温暖化を研究する気象学者を悩ませている現象がある。温室効果ガスの大気中濃度は増え続けている、それなのに世界の平均気温の上昇が最近15年間は鈍っている。
トーマス・ストッカー議長は「深海に熱が吸収されたとの説明が考えられるが、長い期間で見て気温の上昇傾向が抑制されたことを示すものではない」と説明した。東大大気海洋研の渡辺雅浩准教授らの研究チームはコンピューターの再現実験で、700m以深の熱吸収が最近20年間、活発化していることを突き止め、「浅い海で収容しきれなくなった熱が一時的に深海に及んでいる」としている。IPCCも今回初めて、3000m以深の水温上昇に言及した。(讀賣2013.9.29)

2013.6.22(讀賣):中国各地の水銀、鉛など汚染深刻化、江西省幹部は「移住こそが健康被害を解決する。それが、住民と企業が共存する措置だ」と断言、工場存続による経済繁栄の道を歩む方針を明確にした。
2000年の「中国環境状況公報」によると、中国で重金属に汚染された耕地は約12%だったが、2010年には中国水稲研究所などが約20%に汚染が拡大したと報告した。新華社通信によると、長江中、下流域ではカドミウムやヒ素などの汚染が深刻化している。かっては魚も住む澄んだ水の豊かな農村だったが、改革・開放政策で経済成長が始まった1980年代以降、工場の新設や拡張が相次ぎ、環境が悪化、井戸水は飲用に適さず、農作物も食用の基準にならず、農地は荒れ放題になった。住民は汚染源の工場がどれなのか、汚染物質が何なのか「知らない」と言っている。


北極海の基地水没危機、北極海ロシアの氷上基地の氷が、気温上昇のため解け始めた。ロシア環境省の発表では、氷上基地「北極ー40」では、研究者16人が気象や上空の温室効果ガス、オゾンなどの濃度を観測している。基地が乗っている氷はカナダに近い海域を漂流している。ロシア通信によると、救助に当たる砕氷船は31日、ムルマンスクを出港する、としています。 2013.5.30讀賣


2013.4.10 環境省の報告では今世紀末に世界の平均気温が3.4度上昇した場合、日本では4.0度上昇。豪雨が増え、河川氾濫の確率が最大4.4倍になると予測している。国連の気候変動に関する政府間パネル(IPCC)第4次評価報告書の中で、経済成長や環境対策の度合いに応じたシナリオで、今世紀末の世界の平均気温が20世紀末に比べて1.8度から3.4度上昇するとしている。北半球では経度が高くなるほど気温の上昇幅が大きくなると予測、日本では2.1度~4.0度上昇するとしています。この影響で、雨は5%程度増え、降水量50ミリ/時間以上極端な大雨も増加すると予測しています。河川が氾濫する確率は最大4.4倍に増えるそうです。


2013.01.14 中国の広範囲の都市で健康被害をもたらす微小粒子状物質「PM2.5」を含む濃霧が立ち込め不調を訴える住民や航空便の欠航などが相次いでいる。中国紙では北京など33都市で12日、大気汚染指数で最悪の状態となった。北京では12日夜993μグラムを記録、一日の平均値でも400μグラムを超えた。日本の環境基準値は、1年平均値が15μg/m3 以下であり、かつ、1日平均値が35μg/m3 以下であること。(H21.9.9 告示)となっています。PM2.5:大気中に浮遊する粒子状物質のうちで特に粒径の小さいもの、粒径2.5μm以下の微小粒子状物質Particulate Matter 2.5 [略]PM2.5 環境省、讀賣


2012.11.30 地球温暖化で地球の平均海水面1.11㎝上昇。リーズ大、NASAなどの国際チームが分析、最近20年間で南極と北半球グリーンランドの氷床が4兆2600億トン減少し、地球全体で海面上昇を引き起こした。観測期間は1992年から2011年迄、人工衛星10基用い分析したとしている。

2012.7.30 硝酸態窒素:乳幼児が高い濃度で飲むと顔や手足が青くなり酸欠状態に陥る。飲用水基準は10ミリグラム/リットル以下。群馬県を中心に渓流と河川の65地点を河川環境財団と群馬工業高専が調査、解析の結果、雨と一緒に大気中の窒素酸化物が降り、これが硝酸態窒素に変わった可能性の高いことが解った。工場や車による汚染と考えられる。地球の人口は20世紀の100年間で約4倍、穀物生産量は約7倍に増えた。米や麦の品種改良と化学肥料のおかげだ。生物が育つためには窒素が必要で、大気中 
の窒素を化学的に合成して窒素肥料を作れるようになった。世界では過剰施肥による地下水汚染が報告され、東アジアで消費される窒素肥料は40年余りで約30倍に増え、       世界の使用量の半分を占めるそうです。(読売新聞)

2012.07.01 地球環境には許容限度がある。ストックホルム大学ヨハン・ロックストロム教授(讀賣新聞):地球はある変化に段階的に反応するのではなく、一気に不安定化する転換点がある。それは予期せぬ事態を引き起こし、経済活動に劇的で破壊的な悪影響を与えかねない限界がある。人間にとって体温42度が限界点であることは誰もが知っている。ほとんどの人は38度くらいで、仕事を休んだり、薬を飲んだりして体を治そうとする。気候変動、海洋の酸性化、など9分野のうち、窒素循環など3分野では限界を超えている。それぞれの分野は相互に影響しており、いくつかの分野だけに集中して対策を取り、残りを放置すると効果はない。これからは経済発展ではなく、安定的な地球を最優先すべきだ。3分野とは気候変動(大気中の二酸化炭素濃度、現在値387ppm)、生物多様性の損失速度(100万種ごとの絶滅種の数、現在値年間100種以上)、窒素循環(大気中から人工的に取り出される窒素量、現在値12100万トン)。

2012.5.16 東京湾海底土の放射性セシウムが増加しています。原発事故による放出された放射性セシウムが山から河川を経由しながら流され累積しながら東京湾へ到達沈殿したと言うことでしょう。近畿大調査では海底土を採取、深さ1㍍までの土に含まれるセシウム量は7305~27213ベクレル/平方メートル、海底面から6㎝までのセシウム濃度は1キログラム当たり321~397ベクレルと昨年8月調査より1.5~13倍に増加して、セシウムが少しずつ流れ込んでいるとしています。「セシウムは泥と強く結びつきやすいので、魚介類に移行しにくいのでこのままならば健康への影響は心配ない」と話している。 讀賣新聞2012.5.14

2012.2.20 厚生労働省では食品中の放射性物質基準値を公表しました。放射性セシウムの基準値は 飲料水10ベクレル/kg、牛乳50ベクレル/kg、一般食品100ベクレル/kg、乳児用食品50ベクレル/kgを限度とする規制値となります。これからは何を摂取するのか難しいこととなりましたヨ!。原子力災害対策特別措置法第20条第2項の規定に基づく食品の出荷制限の設定について/厚生労働省

【新唐人日本2011年2月17日付ニュース】最近、南京農業大学の農業専門家は、ショッキングな情報を暴露しました。中国で市販されている米のうち、10%はカドミウム­が基準を超え、特に南部では基準以上の米の割合が60%に達したというのです。広西チワン族自治区のある村は、数十年来、上流にある鉛と亜鉛の採掘場からの廃水で、汚染されています。地元住民は数歩歩いただけで強烈な足の痛みを覚えるそうです。台湾林口長庚病院・毒物科主任 林傑樑さん:「カドミウムは人体に蓄積され、腎臓や骨にたまります。腎臓の機能に影響し、骨頭が骨軟骨症のようになり、全身の骨頭が痛みます。苦しくてつらいです。癌のリ­スクも増します」南京農業大学の専門家、潘根興さんの研究によると、中国では市販の米の1割はカドミウムが基準以上。中国南部では、6割を超えたそうです。中国科学院の専門家、陳同斌さんも、今中国の1,200万ヘクタール(1億8000万ムー)の耕地が深刻な重金属で汚染されているものの、政府は関与せず、きちんと情報も­流さないため、庶民は自衛のしようがないと述べます。河北省 王さん:「確かにこの報道は見たことないです。私たちは知りません」民衆 葉さん:「食関連の報道は少なく、ほとんど耳にしません。中国政府はもっと責任をうべきです。現在中国では衣食住、どれも問題があります」食の安全に対し、政府が有効な手を打てないなか、市民はどうすればよいのでしょうか。台湾林口長庚病院・毒物科主任 林傑樑さん:「国外の研究ではカルシウムの摂取が推奨されています。干し魚 牛乳などカルシウムの多いものを取ると、カドミウムの吸収が減ります。鉄の豊富なものも取ることです」またカドミウムは、ぬかの部分にたまるので、玄米よりは白米の方が安全だと専門家は薦めます。2012.1.09

農地土壌の放射性物質除去技術について
除染技術の成果の概要、別添2資料の中で、青刈りのヒマワリの放射性セシウム吸収率は植物体地上部生重当たり52Bq/kg、単位面積当たりの吸収量は作付け時の土壌の放射性セシウムの約1/2000であり、効果は小さい。現時点では現場への普及の段階に無い。と記載されています。ヒマワリは残念ながら土壌の除染には効果が無かったということになります。2011.9.14農林水産省

スペイン南部パロマレス、45年後の今も放射能の脅威
1966年1月、米軍機墜落事故により水爆が地上に落ちて爆発をし、破損した爆弾から放射物質プルトニウムが飛散しました。当時、人口500人の村で起きた事故情報は厳しく管理された。近年では青い海をめざす観光客が訪れるリゾート地となり、海岸では別荘やゴルフ場の開発が進み記憶は薄らいでいた。2006年から2008年、スペイン政府が墜落現場の660㌶の土壌を調査し、国の規制値を上回る高濃度のプルトニウムを検出、放射線量が規制値の約40倍になる地点もあり、また汚染は地下5㍍迄達することが判明した。飛散したプルトニウムのうち500㌘は回収されず、今も汚染された5万立方メートルの土が残る。村の人口は事故当時の5倍に増え、問題長期化はさけられない状況だそうです。2011.7.12読売

日本には55基の原発があるそうです。世界中では435基、狭い日本だけで一割以上があることになります。福島原発事故では半径30㎞以上が退避範囲として、日本全国では直線距離約3000㎞とすれば、事故が発生するといずれは日本全土が放射能汚染に侵されることとなります。つまり放射能汚染が起こると消えることのない汚染地域が累積して拡大していきます。放射性同位元素の半減期が長いことによる自然環境汚染となります。ちなみにセシウム137は30年、ウラン238は44億年など人がいなくなっても放出し続ける核分裂の怖さが発生したこととなります。2011.3.27

ウサギが広げた核廃棄物汚染
2009年10月22日20時55分
ウサギの糞に形を変えて拡散した核廃棄物の浄化作業に、アメリカ政府が新たに資金を投入することになった。ハイテクによる除去作業が景気刺激策の一環として行われることとなる。2009年9月、アメリカ政府の請負業者が、ワシントン州東部にある1950年代のプルトニウム製造施設ハンフォード・サイト付近の低木地帯でヘリコプターによる調査を行った。ヘリには放射線検出装置とGPS装置が搭載されている。調査の目的は、動物や風によって施設内まで拡散した有害放射線物質に汚染されている土壌の特定である。地域の水道水に発ガン性の有害物質が流れ込むのを防ぐため、汚染された土壌は除去されることになっている。請負業者が注目したのは、ハンフォード・サイトに隣接する36平方キロの範囲だ。付近の溝に溜まっている核廃棄物の量は1億9000万リットルに及ぶ。冷戦当時は、面積およそ1550平方キロのハンフォード・サイトでアメリカの核兵器用プルトニウムが製造されていたのである。
核廃棄物に食欲などわきようもないが、ウサギやアナグマといった野生動物にとっては、ストロンチウムやセシウムを含む放射性塩化物はごちそうだったようだ。
政府からこの事業を請け負ったCH2Mヒル・プラトー環境改善社(CPRC:CH2M HILL Plateau Remediation Company)のプロジェクト・マネージャー、ボー・ウィアー氏は、調査を最初に報じた「Tri-City Herald」紙に「野生動物は核廃棄物が好物なんだ」と語っている。
同社の広報担当者であるディー・ミリキン氏は、「ハンフォード・サイトの稼動期間中は、動物が溝に潜り込んで汚染された塩化物を舐めていた。摂取された塩分は消化管を通じて拡散する。ただし、拡散した廃棄物の大半は風のせいだ」と話す。ただし、米国エネルギー省の調査によれば、廃棄物の溜まった溝は1969年に砂利で埋められているため、動物たちによる拡散も止んでいるという。調査プロジェクトの経費30万ドル(およそ2700万円)は、オバマ大統領が打ち出した景気刺激策、米国再生・再投資法(ARRA)によってまかなわれた。「地上で調査を行っていたら、拡散図の作成にさらに約70万ドル(およそ6400万円)の経費と、数カ月という時間を費やす必要があっただろう」とミリキン氏は言う。「だから、上空からの調査に人員を投入している」。同氏によると、作成した拡散図を基に汚染された動物の糞などを含む土壌を別の下請け業者に除去させ、ハンフォード・サイト内の低レベル廃棄物用の地域へ運ぶ予定だという。 goo
       
           鳥インフルエンザウイルス
シベリア・ノボシビルスクの国立ウイルス・生物工学研究所(通称ベクターと言うそうです)では世界中のあらゆる病原体を収集し、ワクチン開発に携わって居ます。米国、ロシアが協力して鳥インフルエンザウイルスのデータベースを作りをしているそうです。主要な渡り鳥ルートが交錯するシベリアで感染状況を把握すればウイルス予防に繋がると期待をされています。ベクター周辺からモンゴル国境にかけて農場数百カ所と契約し、七面鳥、ガチョウ、鶏、カモ、チドリなどを対象に病死した鳥の肝臓、肺などのサンプルを収集、病原体を培養してそれらのDNA情報をデータ化しています。定点観測のサンプルは、毒性の強いウイルスが出現する前後のデータを含んでいて、変異の過程などを知る重要な資料になる可能性があるそうです。日本の太平洋側には渡り鳥ルートが日本列島に沿って延びています。2005.11.06朝日

カスピ海の右、アラル海、シルクロードの拠点古くから栄えた都市が環境問題が引き起こす病気「Ecological Disease」に悩ませられています。天山山脈から約2000kmを経て流れるシル川、パミール高原から流れるアム川が流れ込み世界第4位の湖が急速に面積を縮小しています。
リモート・センシング技術センターの解析では62年面積68000平方キロ、琵琶湖の100倍が16年10月時点では16600平方キロとなり湖岸は毎日最大19メートル後退していると述べています。一ヶ月に約2.4平方キロの縮小となります。原因は旧ソ連時代大量の水が潅漑用に利用され湖への流入量が減少した。そして川沿いには潅漑に失敗放置された農地も目立つそうです。しかし、無計画な潅漑農業が環境崩壊を引き起こし干し上がった湖底からは塩混じりの砂嵐が押し寄せ、呼吸器疾患を抱える子供達が沢山見られ、日本の医師、研究者が調査活動を試みています。

  平成16年4月20日、ベラルーシ日本国大使館
  1986年、隣国ウクライナ(当時、ソ連邦)のチェルノブィリ(ウクライナ・
 ベラルーシ国境より10Km)で発生した原子力発電所事故の際、風向きの影響
 で放射能汚染物質の約70%がベラルーシに流されました。事故から約18年を
 経た現在でも放射能汚染の影響は深刻で、チェルノブイリ原発に近い南東部
 の一部には、強制退去地域に指定されている地域や放射能値が1平方キロメー
 トル当たり15キュリー以上(自然界での放射能値は通常1平方キロメートル当
 たり1キュリー以下)の地域があります。
 
スイス気象庁15年9月24日、長期的気象変化に関する報告を発表しました。
欧州は今年1540年以降最も暑い夏だった事を明らかにしました。スイス・ベルン大学の研究チームは記録をたどれば過去500年間、今年以上の猛暑はなかったそうです。
フランスでは長期的熱波により1万人以上が死亡、他ドイツからスイスなどアルプス地方にかけて、平均気温が平年より最高で5度も高い地方が有ったとしてます。

 中国の環境は壊れて来てます! 朝日新聞では中国各地の環境崩壊を取り上げています。青海・チベットでは森林過剰伐採、過放牧による草地退化、動植物乱獲西北では地表水の利用、地下水過剰採取、河川・湖沼縮小・枯渇、急速な砂漠化、黄土高原では土壌の侵食、流出、雲南・貴州高原では水不足・土壌過貧、水汚染による魚類減少、南方では寒波・干ばつ・台風被害、生物種消滅、華中では土壌流出、低湿地の洪水・浸水の危険、環境汚染の拡大、華北では干ばつ・浸水・塩害、黄河の河床上昇、地下水位の低下、植物資源の崩壊、東北では森林面積の急速減少、土壌侵食、河川の汚染、草地退化すでに中国では1980年代初、危機と認められた生態環境問題ですが、今ではさらにより悪化していると指摘されています。物価が安ければ良いとされますが、その背景には日本が過って高度成長をして、環境に配慮できなかった場面が、今中国で起こっている事と思われます。中国の環境汚染は必ず、日本に何らかの影響を与える事でしょう。気象を考えても常に西から東へ風が吹き、時期によっては黄砂などと言われ遥かな中国黄河から日本へ風とともに訪れる現象があるのはご承知の通りでしょう。

南米エクアドル、アンデスの山岳地帯標高4000m
の高山に生息するヤマハチドリは昆虫や花の蜜を主食として生育しています。高山のために昼夜の気温差が多いため夜には冬眠状態、仮死状態となり脈拍が昼800回に対し夜50回と下がり人が触れても反応しなくなり丸く成って居るそうです。それでも毎日同じ事を繰り返し生息をしているそうです。厳しい環境の中ハチドリ達は花との共存共栄を保つため頑張って生きてく姿が有ります。つまり、花が枯れてしまえば、ハチドリも消え去る事でしょう。そして、ハチドリの嘴も花の形状も一致するように進化をしてきている事は自然の不思議かもしれません。花はハチドリが密を吸いやすくなる形状に、ハチドリは花
の形に似た嘴を持つように成りました。そして、花の花粉がハチドリを介し種を蒔き、花の蜜はハチドリの成長のための栄養分となります。人は今、自然過疎の中に生活をし、あえいで居る気が致します。自然環境があり、人間が存在する事を忘れてしまったのではとも感じます。人が増えるとともに自然も大切に育てなければ、環境の崩壊と言っても過言でないでしょう。この狭い地球の中で、無尽に空気が有るとは考えられず、人間自然減少の傾向が見られても不思議でないでしょう。

メソポタミア文明を育んだ、中東最大の大湿地帯が2000年までの約9年間で約90%が消失したと、国連環境計画(UNEP)が5月18日発表しました。米航空宇宙局(NASA)の衛星写真を分析して確認されました。湿地帯はチグリス、ユーフラテス川の合流する イラク南部からイランにかけて広がっています。国連によれば92年に面積が約2万平方キロメートルあったのが、乾燥が進んだ結果2000年には2千平方キロ以下に縮小してしまい、一部は砂漠化して、塩が地表に露出しているそうです。国連では70年代から両河川上流に建設された30以上の大規模ダムが下流域への水の供給を遮断したために乾燥化が進み、そして、イラク南部での排水工事が90年代前半に進められた事が乾燥を加 速させたと分析しています。

熊野の森、世界遺産の候補地になった熊野三山への参詣道
(和歌山県)「熊野古道」に照葉樹林の復活を目指し町の
人たちと協力して植林に努力をしています。
約3年前からドングリになるシイの木、樫の木を植樹、今
年の春には約600本の苗木を植えました。
きっかけは、河川の水量の減少、カメムシの異常発生で、
特産のウメやミカンに被害が出たことが契機だそうです。
恐れていたことが現実となり、危機感を抱いたそうです。
急傾斜地は土砂が流され養分が少なく、杉は子孫を残そう
と実を付け、カメムシが吸い繁殖するためだそうです。
もともと熊野には照葉樹がほとんどの環境を人工林のスギ、
ヒノキが占めるようになり、自然のバランス不均衡の結果
生まれた動きに見えます。

ドイツの南西部にシュワルツワルト(黒い森)面積が南北1600キロ、東西40キロの森林があります。そこを管理する営林局長ハンスペーターさん曰く、200年以上前には森はブナやならなど広葉樹が8割を占めていました。18,19世紀に燃料、建材として大量消費をし、代わりに成長が早いトウヒ(日本の杉に似ている)が植林され、大量生産一辺倒の林業をしました。森の枯死が深刻化した80年代生態系重視への見直しが始まり、植林間隔を2メートル位に広げ、病害虫に強いモミや広葉樹のブナをトウヒの周りに植えました。酸性化した土地には石灰やマグネシウムを空中散布しました。それでも、森の状態はまだひどく、それでも枯れた木の下から新しい若芽が生えています。長い時間を掛けてゆったり動く自然の営みが感じられます。今も標高800メートル付近までは樹齢100年から120年の林が続いて、それより標高の高い処では、灰色のはげ山が目立つそうです。酸性雨、キクイムシによる枯死と2年前の突風が影響しているそうです。ドイツ連邦農林省森林状態報告によれば国土の3分の1、約1070万ヘクタールの森林の内23%が枯死か重症、42%が何らかの被害を受け、健康な森は35%(約370万ヘクタール)になるそうです。ドイツでも日本と類似する自然状態ですし、人の動き方にも共通するところが多く見られます。

アメリカのNASA(米航空宇宙局)が地球から5000万光年の銀河の中心で燃え滾る鍋の中の泡のように高温のガスが吹き出す姿をハッブル宇宙望遠鏡が捕らえました。銀河の中心
から柱状にそびえたつようにガスが噴出しています。柱の高さは約2000光年(光速で2000年かかる距離)でこのガスはやがて銀河に降ってきてガスの雲にぶつかり、また新
たな星を誕生させるそうです。地球に生きる生物は瞬時の出来事のほんの一瞬のなかでうごめく超微生物に過ぎないのでしょう。故に地球の自然循環サイクルの長いものは出来る
だけ大切にすることが大事な事でしょう。

平成14年、北米では6月上旬まで50万ヘクタール例年の約2倍の森林が焼失してしまいました。ロシアも森林火災が多発していますが、コロラド州付近ロッキー山脈はこの冬例年の1割ほどの積雪しかなかったそうで、このために夏には空気が乾燥して大規模森林火災起こったと米国火災センターは懸念をしていたそうです。現在でも他に22ヶ所で大規模森林火災が延焼をしているそうです。